ブラシレスDCモータのコントロール方法

今は、ブラシレスDCモータのコントロール方法について、説明します。

・パワー回路

モーター巻線に流れる電流をコントロールします。トランジスタを6つ使用します。
上下に接続されたトランジスタが、一定順位でON-OFFを繰り返し、モーター巻線に電流を流します。
 
・電流コントロール回路
モーターに流れる電流は、負荷の大きさによって変化します。モーターに流れる電流は、常時検出されて、設定された回転速度からずれが生じないようコントロールされています。
 
・ロジック回路
モーターのホールICよりフィードバック信号を受け、ローターの位置検出を行い、モーター巻線の励磁順位を決めます。
ここからの信号はパワー回路の各トランジスタのベースへ接続されて、トランジスタを一定順位で駆動しています。また、モーターの回転速度を検出する役目もあります。
モーターへの指令、開始/停止、ブレーキ/ラン、CW/CCWのコントロールも行います。
 
・設定比較回路
速度設定信号と、モーターの回転速度信号を比較します。この結果より、モーターの回転速度が設定された回転速度より高いか低いかを見ています。モーター回転速度が設定より高ければモーターへの入力を下げ、低ければモーターへの入力を上げて設定回転速度へ戻します。
 
・電源回路
商用電源より、モーターと各コントロール回路を駆動するために必要な電圧にします。
 
以上です。もしステッピングモーターに関して、何か問題があるなら、カスタマー・サービスまで連絡ください。